ミュージアムを活かした地域づくり

《鉄の歴史村》 島根県雲南市吉田町

「遺産」である「たたら製鉄」の産業と技術。
その「遺産」をはじまりに、知的観光地を目指す仕組みを構築し、地域の再生を試みる。

「たたら製鉄」は日本古来の製鉄法であり、中国山地一帯は日本最大の鉄の生産地であった。島根県雲南市吉田村には、その製鉄炉と集落「菅谷たたら山内」が国指定の重要文化財として残されており、その技術伝承としては復原操業の記録映画がある。たたら製鉄の有形・無形の文化遺産の保存・公開や博物館の整備が進められ、昭和61年に「鉄の歴史村」を宣言した。 地域文化の価値を高めるため、「知」の集積活動としてのシンポジウムの開催、製鉄技術の復原事業などへの取り組みが行われた。 文化事業を担う組織として財団法人が設立され、これらの活動から農産加工品の製造・販売事業を行う第3セクター・㈱吉田ふるさと村が設立された。 平成16年、市町村合併を機に住民が出資するまちづくり会社・㈱鉄の歴史村と農業法人の設立、さらにNPO法人まちづくりコラボレーション島根や鉄の歴史村交流推進会議が設立され、地域づくりの取り組みが行われている。

2012年03月14日(水) update