動報告アーカイブ

全国地域ミュージアム活性化協議会のはじまり-3

その一つが博物館のスタッフに関するものです。
施設を支えるスタッフとしては、館長、学芸員や管理・運営に係る人、さらに有償・無償のボランティアスタッフなどがあります。
約35%の施設で常勤の館長がいる一方、ほとんど不在の施設も同数程度ありました。
また、学芸員についてもほぼ半数で学芸員が不在でした。
ボランティアスタッフのある施設はわずかに20%という現状です。

次に、収入源。ほとんどが地方行政からの収入となっているため、当然、合理化を目的とする市町村合併後は財源は縮小されています。
調査当時(平成19年度実績)では、単年度赤字の施設が60%に上っていました。

こうしたことから、施設の存続に対して「不安を感じている」という回答は60%でした。

これらの結果をもって、共同研究者による議論がはじまりました。(つづく)

2012年06月18日(月)  投稿者 :事務局  カテゴリー : 活動報告アーカイブ